奨学金の保証人に迷惑をかけないように任意整理を選択した事例

依頼者プロフィール

年代
30代
性別
男性
家族構成
未婚
職業
会社員
負債総額
約330万円
債権者数
4社

相談時の状況、相談のきっかけ

アパレル関係の会社に勤務しており、仕事上の必要性から、やむを得ず洋服を買って、出費が増えた。

朝雲法律事務所を選んだ理由

場所、アクセスの良さ

解決までの手順

平成■年8月に受任後、ただちに受任通知を送付し、各債権者への支払いを当面ストップしてよい状態にして、自転車操業だった家計のサイクルを正常に戻した。

その後、9月頃、各社に和解案を提案。

その後、各社と電話で交渉し、おおむね当方の和解案に応じてもらい、和解が成立した。

その後、和解書(支払総額、支払月額、支払い開始時期、支払回数など、債権者と合意した内容を記載して、弁護士、依頼者の方、債権者が記名、押印した書面)の取り交しを順次進めていった。

1社が10月、2社が11月、残り1社が翌年の1月から支払い開始した。

弁護士が見た事案解決のポイント

① 4社で総額330万円の借金のほか奨学金の借入もあり、金額からすれば、個人再生で一部免除を得るのが適切であったが、そうなると、奨学金の保証人である親に請求が行き、迷惑をかけるので、任意整理をすることにした

② 借金総額が多いので、支払月額をなるべく抑えるため、各社に7年払いの提案をした。うち3社には応じてもらい、1社も7年は無理だったが、5年払いとなった。

その結果、支払月額が4万2000円に抑えられた。仮に4社とも3年払いだと支払月額が9万3000円、4社とも5年払いだと支払月額5万6000円となるので、これらに比べると、支払月額がかなり低く抑えられた。