経済的事情から個人再生の支払期間を3年⇒5年に延長できた事例

依頼者プロフィール

年代
40代
性別
女性
家族構成
既婚
職業
会社員
負債総額
約320万円
債権者数
11

相談時の状況、相談のきっかけ

体調不良であまり仕事に行けず給与が減った際に、生活費として借入をした。また、洋服などの購入でもクレジットカードを使用していた。

朝雲法律事務所を選んだ理由

場所、アクセスの良さ・破産、倒産に詳しそうだったから

解決までの手順

① 受任後債権者に早急に通知を発送し、請求を止めて、平穏な生活を取り戻せた。

② 家計表を早くから付けていただき、家計の全体像を把握し、何年かの支払にするかの検討を行った。

 

・ 再生計画案の内容

① 支払総額 100万円

② 免除率 約71%

③ 再生計画案に基づく支払い年数 5年

④ 再生計画案に基づく月当たりの支払額 約1万6000円

⑤ 住宅ローン特別条項の有無:なし

⑥ コメント

個人再生の支払期間は原則3年で、特別な事情があれば、最長5年までの延長が認められる。ご依頼者の給与がそれほど多くないうえ、ご主人も奨学金の返済があったため5年に延長する特別の事情が認められた。

・ 小規模個人再生・給与所得者個人再生の別 小規模個人再生

・ 個人生成委員選任の有無  なし

・ 個人再生を選んだ理由 

  できるだけ返済したいという意思があったため。

弁護士が見た事案解決のポイント

① ご主人が家計の支払いの一部(食費、外食費、電気、電話、被服費など)をカード払いにしていた。申立をしたご本人は、弁護士に受任した時点でカードの使用もできなくなるが、ご家族がカード払いを続けているケースはよくある。このカード払いがあると、家計の全体像が見えにくくなる。それは以下の理由によるものである

ア リボ払いを選択していた場合、その月にカードでいくら購入しても、その月のカードの返済額はリボ払いで決めた額になる。すると、カードで多額の買い物をしていても、家計表における支出に書かれるのは、リボによる返済額になる。この場合、表面上、支出額は低く見えても、実際にはカードでもっと多くの買い物をしているのである。しかし、その多額の買い物が家計表の支出の額に反映されない。

イ 支出を、カードの返済としてひとまとめにして書いてしまうと、カードで何を買ったかの内訳までは家計表では出てこないので、どの項目(例えば、食費であるとか、被服費であるとかいう項目)にいくら使ったかの家計の全体像が見えにくくなる。

そこで、本件では、ご主人のカードの明細をご持参頂き、すべてが翌月又はボーナス一括であることを確認し、上記のアの心配がないことを確認した。

また、上記のイの弊害をなくすため、カードの返済額を、支出項目ごとに分けてもらい、家計表に、現金払いの欄とカード払いの欄を作って、記載した(例えば、食費の欄は、現金で●円、カードの返済で〇円など)。

依頼者の声

依頼者の声

1.なぜ当事務所にご依頼いただけたのか理由をお教えください。

弁護士ドットコムで検索し、アクセスが良いこと、債務整理に強そうなこと、話をしやすそうなことがポイントとなりました

2.当事務所のサービスや接客についてのご感想をお聞かせください。

良かった

3.当事務所のサービスや接客について感じたことをご記入ください。

電話での問い合わせにも丁寧に対応してくださり感謝しています。