正確な事業収支実績表と家計表で支払期間4年が認められた事例

依頼者プロフィール

年代
50代
性別
女性
家族構成
既婚
職業
自営業
負債総額
約640万円
債権者数

相談時の状況、相談のきっかけ

夫が退職し、自身が自営業を始め家計を支えたが、住宅ローンの支払いや生活費が不足し、借入をした。

朝雲法律事務所を選んだ理由

場所・アクセスの良さ、弁護士費用、過去の実績、個人再生に詳しそうだった

解決までの手順

① 受任後債権者に早急に通知を発送し、請求を止めて、平穏な生活を取り戻せた。

② 事業者なので、事業収支実績表(事業の売り上げと経費を記載して、月毎の収益を書く表)を申立前の6か月分付けて、平均的な収入の額を把握したうえ、再生計画案をたて、申立(受任から4カ月後)。

③ 試験的積立(裁判所に支払いが可能であることを示すために、月の返済額と同程度の額を口座に試験的に積み立てること)を3カ月間行い、再生債権者の反対もなかったので無事認可決定が下りた。

④ 認可決定が下りた後、確定まで2ヶ月ほど待ち、実際の返済を開始。

弁護士が見た事案解決のポイント

① 事業者なので、毎月の収益の把握が難しいが、事業収支実績表を正確に付けていただき、今後の収入がいくらになるか検討し、支払期間を慎重に吟味した点。

② 弁護士に依頼する前は、食材、日用品等の購入を夫のクレジットカードで行っていた。

しかし、買い物をカードで行うと、手元の現金の範囲内で生活する(手元にある現金以上は使わない)という生活スタイルが身に付かない上、(特に、分割やリボ払いにすると)カードを使用した額より実際の支払額が少なくなることがあり、自分がどの程度のお金を使ったかの把握ができなくなる(その月に返済した金額がその月に使った金額だと錯覚してしまいそうになるが、実際にはカードを使用した金額がその月に使った金額である。)。そこで、ご依頼者に、カード払いにするのは、水道光熱費や生命保険料など、金額が毎月あまり変動のないものに限定し、普通の買い物は現金で行うように勧めた。買い物を現金で行うと、お金は、その月に使った分がその月に出ていくので、どの程度使ったが自分で把握しやすくなった。

これをこのまま続ければ、生活費の支出と再生計画の支払いを計画に行っていくことが容易になる。

 

・ 再生計画案の内容
① 支払総額 約130万円
② 免除率 80%
③ 再生計画案に基づく支払い年数 4年
④ 再生計画案に基づく月当たりの支払額 約2万6000円
⑤ 住宅ローン特別条項の有無:なし
⑥ コメント
事業収支実績表(事業の売り上げと経費を記載して、月毎の収益を書く表)、家計表を正確につけて、支払期間を慎重に吟味し、4年を希望し、裁判所に認められた
・ 小規模個人再生・給与所得者個人再生の別 小規模個人再生
・ 個人再生委員 選任されていない
・ 個人再生を選んだ理由
  破産をすると事業が続けられなくなるため。

依頼者の声

依頼者の声

1.なぜ当事務所にご依頼いただけたのか理由をお教えください。

ホームページを拝見し、とても丁寧なお人柄を感じました。実績や個人再生にもお詳しく、費用が良心的でした。即、お電話もくださり、信頼できました。

2.当事務所のサービスや接客についてのご感想をお聞かせください。

非常に良かった

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事務所は明るく清潔感があり、安らげる空間を作っていらっしゃいます。事務員の方は明るく感じ良く、敷居高い感がありません。大変に良くして頂きました。先生はとてもとても誠実です。全てにおいて大満足でございます。お世話になりました。朝雲先生、事務員の方、誠にありがとうございました。