所有物件の家賃を管財人に引き継ぐことでスムースに破産した事例

依頼者プロフィール

年代
40代
性別
男性
家族構成
既婚
職業
会社員
負債総額
約5360万円
債権者数
10名
管財人の有無
あり

相談時の状況、相談のきっかけ

自宅の購入や投資マンションの購入で借入が膨らんだ。また、単身赴任で生活費が二重にかかり、さらに家計を圧迫した。

朝雲法律事務所を選んだ理由

過去の実績、破産・倒産に詳しそうだったから

解決までの手順

受任後、ただちに、各債権者に、弁護士が介入したことの通知を送り、債権者からご依頼者への直接の請求が止まり、通常の生活に戻れた。

弁護士が見た事案解決のポイント

① 本件の特徴は、投資用マンション購入のための借り入れがあり、当該マンション経営が赤字で借金が膨らんだことにある。

② 投資用マンションについては、当事務所が受任した時も所有されており、家賃が入ってきている状態だったので、月々入ってくる家賃をきっちり確保し、管財人に引き継ぐようにした。そうしないと、破産財団(管財人の費用及び債権者への配当のための資産)を減らしたことになり、後で管財人に責任を追及されることもあるので、そのようなことにならないように努めた。このため、家賃がある程度貯まり、申立時に管財人に引き継ぐ財産がある程度形成された。このことは、裁判所に評価されたと思われ、手続きもスムースに進んだ。

③ 投資用マンションを所有し、賃貸経営をしている以上、申立前に、賃貸借契約書、管理会社との管理委託契約書、火災保険等の資料を確保し、破産手続きが始まった後、管財人が引き続き支払われる家賃の確保がしやすいように努める必要がある。この点、ご依頼者の手元にこれらの書類がなかったので、管理会社に請求して、事前に上記の書類を取り寄せた。

依頼者の声

依頼者の声

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