親への過去の仕送りを取り戻して債権者に配当せずに済んだ事例

依頼者プロフィール

年代
30代
性別
女性
家族構成
未婚
職業
アルバイト
負債総額
約360万円
債権者数
7名
管財人の有無
なし

相談時の状況、相談のきっかけ

婚姻時に夫の収入が少なく、日用品などの購入のためにクレジットカードを利用し始めた。また、親の住宅ローンの一部を援助していたが、本人が病気により働けなくなり、借入をして援助を続けていた。徐々に自転車操業の状態になり、返済が困難になった。

朝雲法律事務所を選んだ理由

場所・アクセスの良さ、破産・倒産に詳しそうだったから

解決までの手順

受任後、ただちに、各債権者に、弁護士が介入したことの通知を送り、債権者からご依頼者への直接の請求が止まり、通常の生活に戻れた。

親への仕送りが贈与にあたり親から取り戻すように言われる(無償行為否認)恐れがあったので、管財人が付くことも予想して、お金をある程度貯めてから申立をした。

弁護士が見た事案解決のポイント

① 親への仕送りが無償行為否認(借金をする一方で、親とはいえ贈与をするのはよくないので、親から取り戻して、債権者に配当すること)の対象となる恐れもあり、このため、管財人が付く恐れもあった。しかし、親への仕送りは、贈与である側面のほか、親族の扶養義務の履行も側面もある。本件は、親にお金がなく、子供としては仕送りせざるを得なかったこと(親の住宅ローン支払の資料も出して、援助の必要性を説明した)、親には資力がなく、取り戻すことが難しいことを申立書を丁寧に書き、また申立後の裁判所からの質問にも丁寧に答え、理解してもらい、管財人が付かず、親からの取戻しもせずに済んだ。ご依頼者は収入が多いとは言えず、管財人の費用の準備(申立後に準備すると時間がかかりすぎて、裁判所から却下される恐れがあったので、申立前のある程度の積立をしていた)には苦労していたので、管財人を付けずに手続きを進めてもらい、良かった。

② 借金の理由も、親への仕送り以外は生活費の不足であることを理解してもらい、免責調査の必要がないことを理解してもらった。

依頼者の声

依頼者の声

1.なぜ当事務所にご依頼いただけたのか理由をお教えください。

場所が職場からも家からも近かったのと、ホームページの破産事例を読ませていただいて、破産手続きに経験豊富で、詳しそうだったので依頼させていただきました。

2.当事務所のサービスや接客についてのご感想をお聞かせください。

非常に良かった

3.当事務所のサービスや接客について感じたことをご記入ください。

初めての法律事務所だったので、最初はすごく緊張していましたが、事務所の雰囲気もとても落ち着いていましたし、スタッフも丁寧に、やさしく接して下さったので、落ち着いた心で相談が出来たので、朝雲法律事務所に依頼させていただいてよかったと思います。本当にお世話になりました。ありがとうございました。