収入が少なかったが、貯金を作って申し立て、個人再生の認可決定

依頼者プロフィール

年代
60代
性別
女性
家族構成
未婚
職業
会社員
負債総額
約660万円
債権者数

相談時の状況、相談のきっかけ

自営をしていた頃に借入をし、その後、転居や自動車の購入、学費などでさらに借金が増えた。

朝雲法律事務所を選んだ理由

弁護士費用、破産・倒産に詳しそうだったから、親身に対応してもらえる印象だったため

解決までの手順

① 受任後直ちに受任通知を債権者に発送し、請求が止まり、通常の生活のサイクルが取り戻せた。
② 弁護士費用の積立後に申し立て。
③ 申立から約1か月後に開始決定。
④ 開始決定後、約2か月後に中間報告書(試験的積立=支払い予測額を口座に積み立てることの報告書)と再生計画案の提出
⑤ その後、約1か月で最終報告書(中間報告書提出後の試験的積立が問題なくできていることの報告書)
⑥ 最終報告書提出後ほどなく認可決定
⑦ 認可決定後約1ヶ月で認可決定が確定し、その翌月から支払い開始。

・ 再生計画案の内容
①支払総額 約130万円
②免除率 約80%
③再生計画案に基づく支払い年数 3年
④再生計画案に基づく月当たりの支払額
1回目 約94万円 2~36回目 約1万円
⑤住宅ローン特別条項の有無:なし
・ 小規模個人再生・給与所得者個人再生の別 小規模個人再生
・ 個人再生委員選任の有無  あり
・ 個人再生を選んだ理由
本人が一部でも支払いたいと希望した為。

 

弁護士が見た事案解決のポイント

本件は、ご依頼者の収入がそれほど高くなく、かつ、年齢も比較的高かったため、破産相当事案かとも思われました。しかし、ご本人の、個人再生したいという意志が強く個人再生を選択しました。申立前に、ご本人が努力して、貯金を作り、全体の半分以上は初回で払い、残りを3年分割にしたため、2回目以降の支払額を低く抑えることができました。これにより、個人再生の弁済のめどが立ち、無事、個人再生の認可決定が出ました。