管財人がついたが、裁判所が債権者集会を開かない手続きを取り、裁判所に行かずに済んだ事例

依頼者プロフィール

年代
60代
性別
男性
家族構成
既婚 子供あり
職業
会社員(再雇用)
負債総額
760万円
債権者数
9件
管財人の有無
あり

相談時の状況、相談のきっかけ

夫婦共働きで、車以外の高額な購入もなく、住宅ローンの返済もできていたが、がんに罹患したことによる複数回の手術・入院と、子どもの進学時期が重なり、教育資金の返済、治療代の支払い、生活費補填のための借入繰り返す。そのうち、到底支払いが無理な状況になり、法律事務所に相談した。

朝雲法律事務所を選んだ理由

場所、アクセスの良さ、弁護士費用、破産・倒産に詳しそうだったから

解決までの手順

① メールで相談予約を送ると、折り返し電話連絡があり、状況を説明すると相談日が決まった。最初の相談では、時間をかけてじっくり現状を聞き取られ、解決方法と費用、これからの流れについて説明されたので、当日委任を決めた。

その日のうちに各債権者に弁護士が介入したことの通知が送られ、債権者からの直接の請求が止まったので、日常の生活に戻れた。

② 破産のための費用をすぐに準備することができなかったが、分割で1年以上かけて積み立てた。その間も、家計表をつけ収支を確認してもらいながら、安心して申立に備えることができた。

③  申立後、管財人はつくことになった。3か月程度以内に管財人の費用を準備しないと申し立てが却下される恐れがあったが、申立前に管財費用の準備をしていたため、特に慌てることなく手続きを進められた。

④ その後も特に支障なく手続きが進み、無事免責決定が得られた。

弁護士が見た事案解決のポイント

管財人がついた場合、通常は、債権者集会が開かれる。しかし、福岡地方裁判所においては、近年、管財人がつくが、債権者集会を開かない形式の手続きを取ることが時々ある。本件も、福岡地方裁判所が、管財人はつくが債権者集会は開かない形式(債権者集会非招集型)を選択したため、裁判所に行かずに済んだ。

依頼者の声

依頼者の声

1.なぜ当事務所にご依頼いただけたのか理由をお教えください。

弁護士費用の分割、管財人費用の事前積立等、申立まで期間はかかるが、生活をしながら諸々の費用が準備可能と説明いただいたことが一番の理由

2.当事務所のサービスや接客についてのご感想をお聞かせください。

非常に良かった

3.当事務所のサービスや接客について感じたことをご記入ください。

申立にも様々なやり方や選択肢があることを説明頂き、どうすれば免責決定後の生活が無理なく営めるか考えることができ、相談を重ねるたびに精神的に楽になった。